ミネラルの効果と摂取量

カルシウム、マグネシウム、リン

 

毎年、厚生労働省では、日本人のカルシウムの不足を警告しています。

 

しかし、これは、カルシウムだけのことではなく、ビタミンDやミネラルであるマグネシウムに関連した問題であることが多いのです。

 

マグネシウム不足だと、血中のカルシウムやカリウムが減るだけでなく、カルシウムが骨にならなくなります。

 

だから、虫歯や骨折をなくすためには、カルシウムの多い牛乳をたくさん飲むだけではだめなのです。

 

カルシウムに合わせてマグネシウムもとって、はじめて、虫歯が減少したという虫歯予防テスト(ニュージーランド)がそれを証明しています。

 

単に、カルシウム不足だと思われている骨がもろくなる骨多孔症は、実は、マグネシウムの摂り方が少ない地方に多いのです。

 

骨多孔症や骨折の少ないところでは、カルシウムとマグネシウムの比が2対1になるくらいマグネシウムを多く摂っているのです。

 

カルシウム不足になると、神経がうまく働かず、イライラや過敏、ストレスに耐えられなくなります。

 

つまり、カルシウムは、ミネラルの精神安定剤”のように作用するのです。

 

また、筋肉はカルシウムがあってはじめて収縮するので、カルシウム不足だと、力が入らないのです。

 

カルシウムは、血液を凝固させる因子の一つなので、カルシウム不足だと出血しやすくなります。

 

そして、これらのカルシウム不足のための症状は同様に、マグネシウム不足でも生ずるのです。

 

マグネシウムの不足はカリウムの不足にもつながるので、筋肉の動きが悪化、心臓にも悪い影響があらわれ、手足のふるえやケイレンが生ずることがあります。

 

なので、マグネシウムは、”ミネラルバランスのミネラル”といわれているのです。

 

また、マグネシウムが不足すると、ビタミンB群欠乏に似た症状もあらわれます。

 

これは、マグネシウムがビタミンB群といっしょに、糖分、脂質、タンパク質の合成や核酸の合成にも働いているからなのです。その結果、マグネシウムが不足すると、思考力の低下、憂うつ、イライラなどの症状があらわれることになるのです。

 

骨については単純ではありません。

 

コラーゲンの網の上に、カルシウムがリン酸カルシウムの形でついており、マグネシウムなどがそのなかに割りこんでいるのです。

 

骨を成長させるには、ビタミンC、ビタミンD、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などが、からみ合うようにすることが必要なのである。

 

リンをとりすぎると、カルシウムは血中に流出します。リンはエネルギーをつくるのに大切なのです。

 

清涼飲料の酸味源や食品添加物としてリン化合物が加えられているので、カルシウムとのバランスを破るリンの過剰摂取が問題になっているのです。

 

また、糖分の処理にカルシウムが消費され、その結果、カルシウムの必要量が多くなるので、糖分のとりすぎも、問題なのです。

 

厚生省の示す栄養所要量では、カルシウムは、成人で、一日に約0.6g、育ちざかりの子供で、0.9gとされています。

 

したがって、マグネシウムはその半分で、それぞれ、0.3g、0.45gとなる。

 

日本人は、カルシウム欠乏が多いといわれているので、実際には、1日にカルシウムを1gぐらい、マグネシウムを0.5gはとるようにすべきである。

 

カルシウムとリンの比は、だいたい、1対1になるのが好ましいとされます。

 

つまり、一日のリンの摂取量はカルシウムに応じて、0.6〜1gなのです。


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