ビタミンEの効果と摂取量

脳卒中、心臓病をふせぐ

脳卒中と心臓病は、たいへん似ています。この2つ病気は血管の老化、硬化によって生じます。

 

両者の相違は、血流がストップする場所が異なるだけなのです。

 

動脈硬化などの主な原因の一つは、中性脂肪やコレステロールが、血管壁にたまることですが、それは、血管壁をつくる細胞膜の性質が変わって、壊れるところからはじまります。

 

細胞膜の脂質は、酸化されやすく、酸化されると過酸化脂質になるのです。

 

動脈硬化を起こす血管には、この過酸化脂質が多いのです。過酸化脂質は発生すると、連鎖的に増えて、血管壁などを損傷します。

 

つまり、細胞に、栄養などが正常に出入りできなくなり、逆に、有毒な物質が侵入しやすくなって、細胞崩壊を起こすからです。

 

「発ガン物質が、過酸化脂質つくり、細胞の中枢、遺伝子を攻撃するのでガンになる」
こういうことでさえ、予測されているのです。

 

ビタミンEは、この過酸化脂質ができるのを防ぎます。

 

これを、ビタミンEの抗酸化作用といいます。

 

ビタミンEには、油に溶ける性質があるので、とくに、油の酸化をふせぐ働きがあるのです。

 

したがって、ビタミンEは、血管が過酸化脂質で傷ついて、さらに、コレステロールや、脂肪がたまるのをふせぎ、動脈、静脈など、血管が硬化するのをくい止めます。

 

その結果、心臓病、脳卒中が防止されるのです。

 

かって、エヴァン・シュート博士が3万人の心臓病患者にビタミンEを大量投与して、回復させた話は有名です。

 

このとき、投与されたビタミンEは、一日400単位ほどでした。

 

「ビタミンEを、一目に300〜400ミリグラム(単位)与えると、人間の心臓の筋肉の酵素要求量が減少するので、中程度の心不全の人はもちろん、軽い人はほとんど苦痛を起こさなくなり、かなり悪い冠動脈不全の患者でも、症状がまったくなくなるぐらいになります」

 

つまり、ビタミンEには、酸素の浪費をおさえて、血液の流れを改善する働きがあるのです。

 

ビタミンEで、血液がサラサラになって流れやすくなるのは、ビタミンEが細胞膜を保護して細胞や血小板が破れ、粘性の物質が流出するのをふせぐためです。

 

このような総合作用で、ビタミンEは、とくに心臓病に奇蹟的な効果をあげたのです。

 

したがって、心臓病とほぽ同じ原因をもつ脳卒中に対しても、ビタミンEは効果かあります。

 

植物性の油は不飽和脂肪酸を含んでいるので豊富にとる必要がありますが、油が酸化されないように、ビタミンEも合わせてとるとよいのです。

 

最もよい方法は、不飽和脂肪酸とビタミンEの多い植物油をとることです。

 

不飽和脂肪酸1グラムあたりのビタミンEの摂取量は0.6グラムです。


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