ビタミンとは

ビタミン発見の歴史

最初のビタミンの発見は、19世紀の初頭です。脚気(かっけ)の研究がきっかけでした。

 

発見された物質が、化学的に「アミン」と呼ばれる特徴のものだったので、1912年に「ビタミン(Vitamine)」、

 

すなわち「生命(Vita)」に必要な「アミン(amine)」という意味の名が付けられたのです。

 

 

 

 

19世紀初頭に「脂溶性A」、「水溶性B」、「水溶性C」というビタミンが発見されましたが、その後、次つぎと発見されていったビタミンも順にアルファベットを付け、ビタミンD、E、Fというように命名されていきました。

 

また、中にはナイアシン、パントテン酸、葉酸などのように、はじめから化学的な名称が付けられたものもありました。

 

ところが、「水溶性B」のビタミンは、一旦命名されたものの、実は化学的には1種類ではなく、いくつかに分けられることが判明しました。

 

「水溶性B」が発見された米ぬかや酵母の中には、いくつかの「ビタミン」が含まれていたのです。

 

その後、ビタミンではないことが分かったものや、別の化学的な名称で報告されたものと同じ物質であることが分かったものなどが抜けてゆき、現在では、B1、B2、B6、B12の4種類となりました。

 

「ビタミンF」は、不飽和脂肪酸の一種であることが分かり、化学的には「脂質」に分類されるので、ビタミンには入れず、「必須脂肪酸」と呼ぶようになりました。 いまでも学者によってさまざまな説があります。

 

ちなみに、「ビタミンK」は、発見順のアルファベットではなく、血液の凝固に関係する物質であることから、「凝固」というドイツ語の頭文字から「K」が付いています。

ビタミンの必要性

私たち「ヒト」を含めて、すべての生物は生きていくために必要な物質を外界から取り入れ、これを利用して成長、運動、繁殖等のさまざまの活動を行っています。

 

それらの物質のことを一般に「栄養素」と呼んでおり、その中の1つが「ビタミン」なのです。

 

その必要量は微量であるが、自分ではそれを生成、合成できず、他の天然物から栄養素として取り入れなければなりません。

 

 

これがが不足すると体に必要な物質が作られなくなり、体調が悪くなります。

 

いわゆる「ビタミン欠乏症」と呼ばれているもので、各ビタミンに特有の症状が現れてきます。

 

たとえば、「ビタミンB1」の不足から起こる「脚気」(かっけ)です。ビタミン欠乏症として有名です。

 

ビタミンには「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」があります。

 

ビタミン記事一覧

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